2023.12.14 エステ

ラジオ波のエステで期待できる効果とは?基本の施術の流れや安全性、適切な頻度も解説

エステに興味のある人なら一度は聞いたことのある「ラジオ波」。

何となくダイエットや美容に良さそうと感じているものの、効果や安全性など曖昧な部分が多いと感じている人もいるのではないでしょうか。

今回はラジオ波のエステで期待できる効果や安全性、効果的な頻度について解説していきます。

ダイエットや美容に興味のある人はぜひ最後まで読んでみてください。

ラジオ波エステとは?


ラジオ波とは電磁波を利用して体内に熱を発生させる施術で、温熱効果を得られる美容施術です。「高周波」や「RF」とも呼ばれています。

電磁波の中でもテレビや携帯電話に使用される、周波数30〜300MHzの高周波の一種を使用して行います。

尚、一時期話題になっていたハイパーナイフもラジオ波の一種です。

ラジオ波エステの基本的な原理

ラジオ波エステの基本的な原理は、ラジオ波を当てることで体内の水分を振動させて熱を作りだすというものです。ラジオ波が届いた部分は3〜5℃温度が上昇するとも言われています。

ラジオ波には以下の3つのタイプがあります。

①モノポーラー式
電極が1つのタイプで、体の下に対極板というものを敷くことで深部まで電磁波を届けて、深い部分まで働きかけます。全身の代謝アップにもおすすめです。

②バイポーラ―式
電極が2つ付いていて、その間をラジオ波が流れるタイプ。浅い部分へ働きかけます。肌のハリ感をアップさせるのにおすすめです。

③マルチポーラ―式
3つ以上電極があるタイプ。ラジオ波が3つ以上の電極間をさまざまに行き交うため、浅い部分と深い部分の両方に効果が期待できます。トータルケアしたい人向きのタイプです。

ラジオ波エステが注目されるようになった理由

ラジオ波エステが注目されるようになったのは、2014年のソチオリンピックで日本選手団がメンテナンスのためにラジオ波温熱療法を取り入れたのがきっかけです。

元々ラジオ波は、1990年代始め頃からアメリカでガン治療に用いられるようになり、日本でも1999年に本格導入されていました。

一方でヨーロッパでは、20年ほど前から美容や体のコンディショニング目的で使用されており、日本でもソチオリンピック以降、多くの整骨院やエステでも導入されるようになったのです。

ラジオ波のエステに期待できる効果4選


ラジオ波は温熱作用によってさまざまなエステ効果をもたらし、効果は1週間ほど続くと言われています。

言い方を変えれば、1週間ほどかけてじわじわと働きかけていくため、特に痩身など深い部分への働きを期待する場合は少し時間を要することを理解しておきましょう。

顔のむくみケアによる小顔効果や美肌効果は1回で実感できる場合もあります。

ラジオ波に期待できる主な効果は、下記の4つです。

ダイエットサポート

ラジオ波を当てることで発生する熱の効果により、脂肪の燃焼をサポートするなどダイエット効果が期待できます。ダイエットの大敵であるセルライトケアにも効果的です。

さらに温めて活性させることで代謝が上がり、脂肪や老廃物を溜め込みにくい体へと導いてくれます。肌にハリ感も与えてくれるため、肌ケアをしたい人にもおすすめです。

代謝は年齢と共に低下します。代謝が落ちると痩せにくくなったり、サイズダウンしにくくなったりします。

ラジオ波は、食事制限や運動などダイエットを頑張っているのに、効果をなかなか実感できない人におすすめです。

冷え改善

ラジオ波は体を深部から温めるため、冷え改善に効果が期待できます。

冷えはダイエットや美容の大敵です。冷えた体は代謝が落ち、痩せにくい状態になるだけでなく、くすみや乾燥にもつながるなど美容面にも良くありません。

中でも、脂肪層が厚くなりがちな太ももやお腹、ヒップなどは冷えやすい部分です。冷えを放置すると冷えから体を守ろうと、さらに脂肪が厚くなっていきます。

また冷えはむくみや女性ホルモンの乱れにも影響を及ぼすと言われており、さまざまな不調の原因にもつながっています。

ラジオ波で深部から温めることで、女性特有の悩みや不調の改善、気になる部分のサイズアップの予防にも効果が期待できます。

筋肉疲労改善

ラジオ波の温熱効果は脂肪だけでなく、筋肉のこわばりにも効果を発揮します。

ラジオ波を当てると筋肉周りの血流が改善し、凝り固まった肩や首まわりの筋肉を緩めてくれます。

肩こりや首こりなどは長時間同じ体勢を続けることで、筋肉の周りの血流が悪くなることで起きる症状です。

肩こりや首こりを放置していると、顔周りや顔の筋肉にも影響を及ぼし、顔の印象を変えてしまう可能性があります。

エステサロンによっては、ラジオ波を取り入れたフェイシャルメニューを受けることもできます。

肌の引き締め

肌の浅い部分と深い部分両方に働きかける働きをするラジオ波を活用すれば、肌の引き締め効果も期待できます。

ぼんやりとした印象の肌はいらないものが溜まり、滞っているのが原因です。

ラジオ波の温熱効果で活性し代謝をあげることで排出を促し、肌をスッキリした印象へ変えていきます。

ハイフやその他エステメニューとの併用で、より高い引き締め効果が期待できます。

ラジオ波のエステの基本的な施術の流れを紹介


ラジオ波を用いた施術内容はエステサロンによって異なります。

基本的には下記のような組み合わせと流れで行います。

①プレマッサージ+ヒートマット→キャビテーション→ラジオ波→ハンドマッサージ
②ラジオ波→ハンドマッサージ→ヒートマット
③EMS→ラジオ波

ラジオ波を導入しているエステサロンでは、ラジオ波は他のメニューと組み合わせて行う場合が多い傾向です。

脂肪が気になるサイズダウン希望の人には、キャビテーションやハンドマッサージ、EMSと併用した内容で提供されています。

ラジオ波のエステで気になるポイントQ&A


ラジオ波のエステで気になるポイントについてまとめました。

ラジオ波を安全かつ効果的に受けるために、初めてラジオ波の施術を受ける人は参考にしてみてください。

安全性は大丈夫?副作用はある?

ラジオ波は比較的安全性の高い施術といわれているようです。
ただ出力を間違えたり、同じ箇所を長く当てすぎたりすると、ごく稀に火傷や肌トラブルを引き起こす場合があります。

口コミなどをチェックして、ラジオ波の扱いに慣れた施術者がいるエステサロンを選びましょう。

また皮膚疾患がある人やペースメーカーなど体内に金属が入っている人など、一部受けられない人もいます。金属アレルギーの人も注意が必要です。

施術を受けた後のケアは何か必要?

老廃物の排出や脂肪の燃焼をより高めるために、小まめな水分摂取やウォーキングなどの軽い運動を取り入れていきましょう。

美容面でも健康面でも健やかな状態を保つためには、水分摂取や適度な運動が推奨されています。

ラジオ波を当てた直後は代謝も上がり、排出機能も高まっています。効果をより実感するためにも、小まめな水分摂取と適度な運動を心がけてみましょう。

どのくらいの頻度でケアを受ける必要がある?

ラジオ波は温熱効果を目的としたものなので、毎日当てても問題はないと言われています。

ただ、すでに代謝が高い人や硬い脂肪が多くない人の場合は、毎日当てても実感しにくい可能性があります。

サイズダウンや引き締めといった効果を期待するなら、ラジオ波は週2回程度にして、ハイフやキャビテーションと併用していくほうが早く効果を実感できます。

また冷やすとせっかく得たラジオ波の効果が短くなってしまいます。ラジオ波の効果を高めるためにも冷やさないように心がけていきましょう。

尚、ラジオ波の機器の種類やサロンによっては毎日の施術を推奨していない場合もあります。

おうちでエステという選択肢も


最近ではセルフエステといってエステ機器をレンタルするなど、エステ並みの効果が期待できるケアをおうちでできる「おうちでエステ」も注目されています。

ラジオ波のように週2回など短いペースで行った方が良い施術などは、おうちでのエステとして取り入れてみるのも良いでしょう。

その際には肌トラブルを起こすことのないように、使用方法や注意事項はしっかり確認の上行ってください。

【まとめ】ラジオ波の温熱効果エステは美容やダイエットに最適


ラジオ波は高周波の電磁波を利用して行うエステで、温熱効果の働きにより脂肪燃焼サポートや肌の引き締めなどが期待できます。

ハンドマッサージやキャビテーションなど他のエステメニューとの併用がおすすめです。エステサロンでは、目的によって異なる組み合わせで受けられます。

ラジオ波は比較的安全性の高い施術といわれています。ただ使い方を間違えるとごく稀に火傷や肌トラブルなども起こりうるため、知識と経験のあるエステサロンを選ぶようにしましょう。

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