広蔵市場で絶対食べたいグルメ7選♡韓国・ソウル「食の宝庫」に行ってきました！
少し季節外れに感じる半袖のTシャツを着た人々が歩く、2023年11月上旬のソウル。例年と比べて比較的暖かく、秋がもう少し先になりそう……そんな雰囲気のソウルに編集部が行ってきました！

「韓国に来たなら、食べ歩きでしょ」そんな思いとともに、今回はソウルのB級グルメ天国「広蔵市場」に行ってきました。実際に食べ歩いた数はなんと7食分（！）この記事では、これから広蔵市場に行く皆さんにも絶対に食べてもらいたい、絶品フード7種類をまとめて紹介します！

※記事中に定休日や営業時間を記載していますが、季節や天候によって異なる可能性がある点、ご了承ください。

ソウル・広蔵市場ってどんなところ？

100年以上の歴史を持つ広蔵市場はソウル最大級の市場で、昼夜問わず多くの人で賑わいを見せる、エネルギーあふれる場所です。生活用品からキムチやナムルなどのお惣菜、さらに伝統衣装やお土産用の雑貨まで、ありとあらゆるものがそろいます。

特に市場の東側はフード天国！「うまいもん通り」と呼ばれ、屋台がところ狭しと並び、地元の人はもちろん世界中から観光客が訪れます。ソウルの街中にありながら、ちょっとディープな雰囲気が楽しめる広蔵市場。週末になると定休日の店が続出するため、最も活気のある平日の訪問がおすすめです。

広蔵市場へのアクセス

広蔵市場は、バスでも地下鉄でも簡単にアクセスできる場所に位置します。地下鉄1号線（濃いブルーの路線）の鍾路5街駅で下車し、8番出口へ向かいましょう。出口を出てそのまま真っ直ぐ歩いて約1分、広蔵市場「うまいもん通り」への入り口が見えてきます。

広蔵市場おすすめフード①：揚げたてサクサクドーナツ「クァベギ（꽈배기）」

ここからは、広蔵市場を訪れたら一度は絶対食べたいおすすめグルメを紹介します！

一つ目は、広蔵市場の名物「クァベギ（꽈배기）」（1,000ウォン）です。クァベギとは、生地をねじって揚げたドーナツのこと。いつ行っても地元の人が列を作る名店です。

店頭では、実際に生地をこね、ねじって成形する様子が見られます。シナモンが香る、揚げたてでサクサクのドーナツは、まさに「シンプル イズ ザ ベスト」な素朴な味わい。ここでしか味わえない唯一無二の食べ歩きスイーツです。

「うまいもん通り」の入口付近にある真っ赤な看板が目印です。基本的に行列覚悟で、時間に余裕を持って行ってみてくださいね。揚げあがるタイミングによりますが、おおよそ20～30分ほどでゲットできることが多いですよ！

広蔵市場おすすめフード②：外はサクサク、なかはほくほく「ピンデトッ（빈대떡）」

2つ目に紹介するのは、こちらも広蔵市場大定番の「ピンデトッ（빈대떡）」（5,000ウォン）です。ピンデトッとは、石臼で挽いた緑豆に野菜を加えて揚げ焼きにしたチヂミの一種で、表面はサクサク、なかはほくほく。店内では、マッコリやソジュ（焼酎）とあわせて昼飲みする人も多くみられます。

「うまいもん通り」のメイン通り2つが交差したど真ん中に店を構えるピンデトッの屋台。揚げあがったピンデトッが山積みになり、かなりのインパクトがあります。

座ってゆっくり食べてもOK。紙コップに入れてもらって食べ歩きしてもOK！いずれにしても忘れずにもらいたいのが玉ねぎの酢醤油漬けです。これをつけながらいただくことで、ほど良い酸味が加わり、最後までさっぱりと楽しめます♩

広蔵市場おすすめフード③：ゴマ油香る、新鮮とろとろ「ユッケ（육회）」

生肉に抵抗がない人は、平日でも地元の人が列を作る広蔵市場 名物「ユッケ（육회）」を食べてみてください。

広蔵市場の「うまいもん通り」から一本入ると、ユッケ専門店が軒を連ねる「ユッケ通り」と呼ばれるエリアがあります。ユッケをはじめ、レバーやセンマイ、ユッケピビンパなども食べられる店がほとんどです。

今回注文したのは、「ユッケタンタンイ（육회탕탕이）」（3万2,000ウォン）と呼ばれるユッケとサンナクチ（テナガダコの踊り食い）をかき混ぜて食べる料理。タコが動いているので、見た目に抵抗がある人もいるかもしれませんが、新鮮で臭みのないユッケは、ごま油と梨の甘みで甘じょっぱい味わいがとっても絶妙！韓国海苔に包んで食べても美味しいです◎

日本語で挨拶してくれるなどフレンドリーな店員さんが接客してくれる「창신육회（チャンシンユッケ）」。清潔な店内で、取材当日もお昼時になると満席でした！

広蔵市場内に数店舗構えていますが、最もディープな雰囲気を楽しみたければ、今回紹介した「本店」を訪れてみてください。

広蔵市場おすすめフード④：一度食べたら止まらない……⁉︎「麻薬キンパ（마약김밥）」

今や、韓国の至るところで見かける「麻薬キンパ（마약김밥）」ですが、その元祖店といわれる「모녀김밥（モニョキンパ）」が広蔵市場にあります。

なんとも怪しげな「麻薬キンパ」というネーミングの所以は、美味しすぎてクセになり、一度食べ始めると止まらなくなってしまうことが関係しているといわれています。

馴染みのあるさまざまな具材を巻いた海苔巻きとは異なり、「麻薬キンパ」（3,000ウォン）は、ニンジンとたくあんをお米と韓国海苔で巻いただけの細長くてシンプルなもの。爪楊枝で一つずつ食べましょう。

この時、欠かせないのが特製の辛子醤油！これがヤミツキになる原因になる、といっても過言でないほど、麻薬キンパにとって重要な存在です。ぜひ一緒につけながら食べてみてください。

ピンデトッの屋台の近くに店舗があります。持ち帰りはもちろん、店内でゆっくり座って食べるスペースもあるので、タイミングに合わせて利用してくださいね。

広蔵市場おすすめフード⑤：喉が渇いたらひと休憩。フレッシュフルーツスムージー

お店で座っていただく場合は、お茶や水がサービスでもらえる場合がありますが、食べ歩きとなると、気づけば喉がカラカラ……なんてことも。そんな時は、ちょっと一息ついて果物スムージーをゲットしてはいかがでしょうか？

果物スムージーであれば全メニュー4,000ウォンで購入でき、好きな果物の組み合わせを指差しで伝えると、その場でミキサーを回してジュースに仕上げてもらえます。

日本語を使いながら笑顔で対応してくれるお店なので、安心して立ち寄ってみてくださいね。

広蔵市場おすすめフード⑥：Netflixの番組で話題の「カルグクス（칼국수）」

動画ストリーミングサービスの『Netflix』の番組『ストリート・グルメを求めて～アジア～』で紹介されるやいなや、主に欧米からの観光客の行列が絶えなくなった人気店「고향칼국수（ゴヒャンカルグクス）」。

名物は、韓国のうどん「カルグクス（칼국수）」と蒸し餃子「マンドゥ（만두）」です。取材当日もお店をぐるっと一周するほどの行列で、席に着くまでに大体30分ほどかかりました。

今回注文したのは、両方が味わえる「マンドゥカルグクス」（7,000ウォン）。 カルグクスの麺やマンドゥの生地は全て手作り、手打ちです。その場で打った麺はしっかりとしたコシがあり、カルグクスのスープは胡椒がピリッと効いているのが特徴的です。

もちもち生地に包まれたマンドゥは、キムチ味と辛味なしの肉味の2種類が入っています。キムチは辛味が強いので、マンドゥを単品で注文する場合、辛いものが苦手な人は肉餃子を選ぶと安心ですよ◎

広蔵市場おすすめフード⑦：やさしい甘さにほっこりのスイーツ「プックミ（부꾸미）」

最後に紹介するのは「プックミ（부꾸미）」。もち米やとうもろこし粉の生地で餡を包んで焼いた食べ歩きスイーツです。

最もベーシックなものは、豆本来の味わいを生かしたこし餡が入っていますが、それ以外にもカボチャやサツマイモなどさまざまな味があり、お好みで店頭に設置されているハチミツをかけていただきます♡

この日は、「サツマイモプックミ」（2,500ウォン）をオーダーしました。なかには、ほんのり甘いサツマイモ餡が入っていて肌寒いソウルの夕方にほっこり。温かいお茶をサービスしてもらい、体がすっかり温まりました。

プックミは、作る過程を見学するのもおもしろいので、焼いているところに出くわしたらしばし眺めてみてはいかがでしょうか？

【まとめ】ソウルのフード天国・広蔵市場には、お腹をペコペコにして行ってみて！

今回編集部が訪れたのは、ソウルのフード天国 広蔵市場でした。ほかにも、ピビンパやトッポッキ、おでんなど、まだまだ食べたいグルメが数えきれないほどありましたが、残念ながら胃袋がもたずにここでギブアップ！この記事では、実食して一度は絶対に食べてほしい、選りすぐりの7つのグルメを紹介しました。

上手に食べ歩きするコツは、一つの屋台であれこれ注文しすぎないこと！市場の奥に進むと、美味しいグルメに出合うチャンスがさらに広がっています。ぜひお腹をペコペコにして行ってみてくださいね♪