2023.07.26 スキンケア

ビタミンC美容液の正しい順番とは?順番の理由や実際の使用感、正しい保存方法も解説

エイジング※やシミ・くすみ・肌荒れのケアなど、日々のスキンケアにビタミンC美容液を取り入れようと検討中の人もいるのではないでしょうか。実際に使用するとなると、朝に使うとシミができやすくなるという噂があるけれど本当か、結局いつものスキンケアのどのタイミングで使うのが適切なのかと、多くの疑問が出てくるかもしれません。そこで、この記事では、ビタミンC美容液を使うタイミングとそれぞれ期待できる効果、美容液を使う場合の正しい順番や、使用する際の注意事項を紹介します。

ビタミンC美容液によって期待できる効果

ビタミンC美容液を使うと、シミやくすみ、ニキビや毛穴の黒ずみのケアなどさまざまな効果が期待できるとされていますが、朝と夜どちらのスキンケアに取り入れるのが良いのでしょうか。ここでは、ビタミンC美容液を朝と夜に塗る場合それぞれの目的やアプローチの違いを詳しく解説します。

朝塗りの場合

ビタミンCを朝に摂ると日焼けしやすくなる・シミができやすくなるという噂がありますが、結論からいうとこれは間違いです。そもそも紫外線の吸収率を高めるのはレモンの皮に含まれる「ソラレン」という物質です。しかし、その作用が働くのは10mgが基準といわれ、レモンを30kg摂取することになります。そのためソラレンが含まれないビタミンC美容液の朝の使用や柑橘類の摂取は基本的に問題ありません。

ビタミンCが持つ抗酸化作用を最大限に生かすのは朝の使用だといわれています。そもそも朝のスキンケアの目的は、乾燥や紫外線、花粉など外部の刺激からのダメージから肌を守ることです。同様に、ビタミンCを朝に塗ることで紫外線ダメージから肌細胞のDNAやコラーゲンを守り、シミやそばかすができるのを防いでくれます。

夜塗りの場合

夜のスキンケアの目的は、メイクや皮脂、外気の汚れを落とし、日中に肌が受けたダメージから肌を回復することです。夜にビタミンC美容液を使うと、肌のダメージを減らし、修復させる作用が期待できます。睡眠中に最も多く分泌される成長ホルモンは、肌のターンオーバーを整え、美肌成分の生成を促してくれる美肌づくりに欠かせない要素です。コラーゲンの生成に必要なビタミンCを夜に肌へ塗っておくことで睡眠中の「美肌タイム」に備えられるでしょう。

このようにビタミンC美容液は、朝・夜で使用する目的や期待できる効果が異なります。そのため朝・夜で1日に二度使用すると最も効果的だとされます。ただ使用頻度が高いことは、ビタミンCによる刺激をそれだけ肌が受けることともいえるでしょう。肌のコンディションに合わせて使用しましょう。

ビタミンC美容液を使用する際の正しい順番

一度のスキンケアでは化粧水・乳液・クリームとさまざまなステップがあります。そのなかで、結局ビタミンC美容液を使うのはどのタイミングが適切なのでしょうか。ここからは、スキンケアの手順を詳しく解説します。ただし、今回紹介するのはあくまでも一般的な順番です。商品によっては順序が異なる可能性もあるため、使用する際には付属の説明書を読んで確認してください。

洗顔・クレンジング

まず、夜のスキンケアはクレンジングから始まります。クレンジングのタイミングは湯船にゆっくりつかった後が特におすすめです。入浴中に毛穴が開き、汚れが落ちやすい状況になるため、メイクや皮脂汚れをしっかりと落とせるでしょう。

適量を手に取り、顔の内側から外側に向けて円を描くようにやさしくマッサージしてください。メイクが浮き上がったら、しっかりとぬるま湯で洗い流します。その際、洗い残しがあると肌荒れやごわつきの原因になるので注意しましょう。

次に、洗顔料を泡立て、細かい泡ができたら手のひらで摩擦を与えないように包み込むように洗います。クレンジングでは余分な油分を落とし毛穴を清潔に、洗顔料ではクレンジングで洗い流せなかった肌表面の汚れや古い角質を取り除きます。洗い終わったら、クレンジングと同様にぬるま湯でしっかりと洗い流してください。

化粧水

乾燥は肌にとって天敵です。夜は入浴しクレンジング・洗顔した後、朝は洗顔後すぐに化粧水をつけましょう。肌が温まっていると、さらに化粧水が浸透しやすくなっています。そのため保湿目的で素早く化粧水をつけると安心です。

化粧水は基本的に美容液の前につけます。化粧水は肌をやわらかくほぐしてくれるため、その後のスキンケアの浸透を良くしてくれるためです。化粧水の種類によってハンドプレスを推奨しているか、コットンの使用が望ましいとされているかなど異なりますが、最後は手のひらで顔を包み込むようにして、化粧水の肌への浸透を促すと良いでしょう。

美容液

美容液をつけるのは、化粧水の後、乳液・クリームの前が一般的です。日中にダメージを受けた肌に美容成分や栄養をチャージし、休めてあげましょう。ここで注意しておきたいのは、基本的に一回に使用する美容液は一種類が望ましく、ビタミンC美容液も同様です。もし複数の美容液を併用したい場合は、部位ごとにつける種類をかえると良いでしょう。

ビタミンC美容液のなかには高価なものもあります。一回でたくさん使うのはもったいないと感じるかもしれませんが、そこは思いきって規定量を使用してください。美容液の効果を十分に発揮させ、美しい肌を手に入れましょう。

乳液・クリーム

「クレンジング・洗顔→化粧水→美容液」まできたら、最後は乳液とクリームで潤いと栄養を閉じ込めます。ビタミンC美容液を使用する場合、ビタミンCに期待できる効果を肌に閉じ込め、しっかり浸透させる目的で乳液・クリームのステップまでがとても重要です。

秋冬の乾燥しやすい季節や睡眠時はどうしても肌の潤いが奪われがちです。しっとりタイプの乳液・クリームを使用したり、夜の集中ケアクリームを取り入れると、肌に水分感を保てるのでおすすめです。

ブースターや導入美容液の場合は順番が異なる

ここまで、ビタミンC美容液を使用する場合の一般的なスキンケアの順番を解説してきました。一方、「ブースター」と呼ばれる導入美容液や導入化粧水を使用する場合には、順序が入れ替わります。

ブースターは、洗顔後すぐに使うことで化粧水以降のスキンケアの美容成分をより浸透しやすくしてくれるもの。肌とスキンケアアイテムに含まれる美容成分の仲介を担い、さらに効果的に肌にアプローチします。

ちなみに、美容液のなかにはクリーム状のセラムもあり、その場合は通常の場合とも導入美容液のタイミングとも異なる、乳液よりさらに後につけるケースがあります。いずれにしても商品ごとにしっかりと使用順を確認して正しく使いましょう。

ビタミンC美容液を使用する際のポイント

 

ここまででビタミンC美容液を塗るタイミングやスキンケアの一般的な順番を解説してきました。ビタミンC美容液は、商品ごとに正しい方法で長期的に使用することではじめて効果が得られるものです。ここからは、ビタミンC美容液を使用する際の具体的なポイントや注意点を3点紹介します。

保存方法や期限を守る

ビタミンC美容液には、「純粋ビタミンC」と「ビタミンC誘導体」のいずれか、あるいは両方が含まれています。これらはとても不安定な成分であるため、各商品の説明書に記載されている正しい保存方法を使用期限内に使い切ることが大切です。

ビタミンC美容液は、熱に弱く変色してしまうこともあります。そのため、開封後は3度から10度を保てる冷蔵庫での保管を推奨している商品が多いです。また、ビタミンCは空気に触れると酸化してしまい、本来持っている効果が発揮されなくなる可能性があります。一度開封したら2ヶ月から3ヶ月以内に使い切ると安心です。

人肌に温めてから使用する

ビタミンC美容液を使用する際には、化粧水で肌を整えた後、適量を手のひらに出し、両手を重ねるようにしてセラムを人肌に温めます。その一手間でさらに肌なじみが良くなるといわれています。

両手で顔を包み込むように肌になじませ、摩擦を与えないよう優しくのばします。顔の中央から外側に向かって広げるように塗り、全体にのばせたらハンドプレスで肌に浸透させるのがおすすめです。気になる部位にはさらに重ね付けし、集中ケアしましょう。

アイテムによってはこの使い方に当てはまらない場合があります。例えば、人肌で温めることなく美容液をそのまま頬骨にスポイトで垂らしたり、ハンドプレスでなく軽いパッティングをしたりするのを推奨している商品も。あくまで付属の説明書で正しい使い方を確認してそれに従ってください。

使用感は肌質によって異なる場合がある

販売されているビタミンC美容液の多くは、ビタミンCの濃度が5%から25%です。濃度が高いほど効果も高いとされていますが、その分肌への刺激も強いのが事実です。「低刺激」を謳っているアイテムも多いですが、肌質により使用感や刺激の感じ方はさまざま。乾燥肌や敏感肌の人は特に、ピリピリしたり、場合によっては赤みや炎症が出たりすることもあります。その際は、使用を中止して長引く場合は医師に相談しましょう。これから初めてビタミンC美容液を使う人は、低濃度のアイテムから試してみるのが安心ですよ。

説明書を確認し、ビタミンC美容液を効果的にスキンケアへ取り入れよう

この記事では、ビタミンC美容液を使うタイミングやスキンケアの正しい順番、さらに使用する際の注意事項やポイントを詳しく解説してきました。せっかくビタミンC美容液を使って美肌づくりを頑張ろうとしていても、正しい方法で使えていなければ効果が半減してしまうこともあります。商品付属の説明書を確認し、適切なタイミング・順番で使用してくださいね。シミやしわは何年もかけてできたものです。一本使って効果がなければやめてしまいたい気持ちもわかりますが、少なくとも数ヶ月は使用してじっくりと肌と向き合いましょう。

ちなみに、「ベリーホップ」の「ピュアV美容液」は、純粋ビタミンCを13.5%配合した、「8日で肌が白くなる」をコンセプトに開発された商品です。素早く肌に浸透し、くすみやシミなど、肌のトーンダウンの要因になるメラニンの減少に働きかけてくれます。
ぜひビタミンC美容液として取り入れてみてはいかがでしょうか。

VARI HOPE(ベリーホップ):ピュアV美容液:15g:スキンケア
※公式オンラインストア価格:4,950円(税込)

※年齢に応じたスキンケアのこと

SHARE:
back