肌のくすみやシミ、ニキビに毛穴の黒ずみなど、何かしらの肌悩みを抱えている人が多いのではないでしょうか。そこで、選択肢の一つとして知っておきたいのはビタミンC美容液。美容液といえば高価なイメージがありますが、特に韓国コスメのスキンケアアイテムのなかにはプチプラで手に取りやすいものもあります。この記事では、ビタミンC美容液が注目される理由を解説し、プチプラ美容液を選ぶ際のポイントやおすすめの商品3種類を紹介します。
ビタミンC美容液が注目されるポイント
ビタミンCを配合する美容液は、美肌効果を求めて幅広い世代で注目されています。なんとなくビタミンCは「お肌にも良いのでは?」と思っている人も、具体的にどのような肌悩みに働きかけてくれるのかまではわからないという方が多いのではないでしょうか。ここでは、なぜビタミンC入り美容液が注目されているのか、その理由や人気の秘密を詳しく解説します。
さまざまな肌悩みへ対応できる
各社から複数のビタミンC入り美容液が販売されているように、ビタミンCは美肌づくりに欠かせない成分の一つです。
ビタミンC最大の特徴は、シミやシワ、ニキビや肌荒れ、毛穴の黒ずみなどのトラブルを引き起こす原因になる脂質の酸化を防ぐ「抗酸化作用」があることです。皮膚の細胞を傷つけ、老化の一因となる「酸化」のもと「活性酸素」を取り除く作用で、肌トラブルの根本原因にアプローチします。紫外線によるシミ・そばかすの原因となるメラニン色素の生成を抑制する働きもあり、肌トーンやシミのケアにも取り入れたい成分です。
さらに、ビタミンCはビタミンEとともにコラーゲンの生成に必要不可欠な成分です。体にあるコラーゲンのおよそ40%が皮膚に集中しているといわれており、ビタミンCを定期的に肌へ浸透させ、コラーゲンを合成させる作用で肌のキメを整え、たるんだ毛穴を引き締めてくれます。
豊富な種類やテクスチャーから選べる
ビタミンC配合の美容液は、各ブランドからさまざまな商品が販売されています。価格帯はピンキリで、含まれている成分や濃度も異なります。ビタミンCといえば肌への刺激が心配な人もいるかもしれませんが、なかには低刺激にこだわったビタミンC美容液も販売されており、敏感肌や乾燥肌の人が安心して使えるものもあるので安心です。
さらに、使用感やテクスチャーも商品によってさまざまです。自分と同じ肌タイプの人の口コミを購入前に確認したり、有人店舗で実際に試してみたりと、毎日のスキンケアに取り入れたいものをじっくり選ぶと良いでしょう。
韓国で主流なプチプラのビタミンC美容液
ビタミンC美容液といえば高価なイメージがあるかもしれませんが、最近は価格帯もさまざまです。特に韓国生まれのスキンケアアイテムでは1,000円台のプチプラ商品もあり、リーズナブルながら高濃度のビタミンCが含まれるものもあります。
後ほど詳しく解説しますが、ビタミンC美容液のなかでも「ピュアビタミンC」や「ビタミンC誘導体」のいずれか、あるいは両方が含まれている商品など選択肢は多岐に渡ります。ヒアルロン酸やレチノールといった保湿成分や鎮静効果があるとされるシカ成分など、ビタミンC以外の美容成分に各商品の特徴やコンセプトが表れています。自分の肌悩みやお財布事情に合ったビタミンC入り美容液が韓国コスメなら見つかるかもしれません。
プチプラなビタミンC美容液の選び方
ここまでで少し触れてきたように、一言で「ビタミンC美容液」といってもその濃度や使い心地、価格帯はさまざまです。ここからは、ビタミンC美容液を選ぶ際に知っておきたいポイントを解説します。
成分を確認する
ビタミンCには、「ピュアビタミンC」と「ビタミンC誘導体」の2種類があります。ピュアビタミンCは、アスコルビン酸とも呼ばれ、肌のトラブルにすぐに働きかけるため即効性が期待できる一方、空気に触れると酸化してしまう不安定な側面も。「ビタミンC誘導体」は、化合物の分子の一部を変化させて効果を安定化させ浸透性を高めたもので、効果が出るまでには時間を要するデメリットがあるものの持続性を実感できるといわれています。
なかには、「ピュアビタミンC」と「ビタミンC誘導体」の両方が配合されているものもあり、その場合は短期的にも長期的にも効果が感じられるとされています。
購入先から考える
これから長期的にビタミンC美容液を定期的に購入し、日々のスキンケアに取り入れる場合ストレスなく買える場所があることは大前提でしょう。最も安心なのは、ブランド公式の路面店ですが、ほしい商品を扱う店舗やドラッグストアが生活圏にないかもしれません。
その際は、ブランド公式のオンラインストアから購入するのがおすすめです。なかには、「Qoo10(キューテン)」や「アットコスメ」、「楽天市場」に公式ショップがあることもあります。しかし、なかには個人輸入で日本の薬事法が適用されていない商品や偽物を扱う悪質なケースもあるので、十分に注文先をチェックしておきましょう。
肌質を考えてビタミンC濃度をチェックする
先ほど少し触れましたが、ビタミンC入りの美容液のなかでも含まれている濃度はさまざま。もちろん濃度が良いほど高い効果があるとされているのですが、個人の肌質に合うかどうかは別の問題です。
今市場に出回っているスキンケアアイテムの多くは、ビタミンCの濃度が5%~25%のものですが、濃度が高いほどその分肌への刺激が強くなります。そのため、敏感肌や乾燥肌の人が高濃度の美容液を使用すると、ピリピリとした刺激を感じ、逆に熱を持って炎症につながる可能性もあります。初めてビタミンC美容液を使う人は、低濃度のものから使い始めると安心です。一方、肌の状態が安定していて、攻めのエイジングケアを取り入れたい場合は高濃度ビタミンC美容液を使うと良いでしょう。
継続できる価格のものを選ぶ
「ビタミンC誘導体」配合の美容液のなかには、長期的に続けることで徐々に肌本来の美しさを取り戻せるものもあります。その点を考慮すると、自分にとって継続して購入できる価格帯であることも重要なポイントです。エイジングに特化した高級ラインもあれば、手に取りやすいプチプラの商品もあるのが韓国生まれのビタミンC美容液の魅力。無理して購入して少量をのばして使用するのではなく、適切な使用量を肌に浸透させ、長い目線で美肌を手に入れましょう。
おすすめのプチプラなビタミンC美容液3選!
ここまでプチプラ韓国コスメのビタミンC美容液の人気の秘訣や選び方を解説してきました。ここからは、おすすめのプチプラ商品を厳選し3種類を紹介します。それぞれの特徴や期待できる効果に加え、ぴったりの肌タイプやビタミンCの濃度まで詳しく解説するので、購入の際参考にしてくださいね。
コスアールエックス ザ・ビタミンC23セラム〈COSRX〉
まず紹介するのは、2022年5月から日本市場で販売開始した「COSRX(コスアールエックス)」の「ザ・ビタミンC23セラム」。高濃度のビタミンC美容液ながら価格は2,000円台と、手に取りやすいのが嬉しいポイントです。
その名の通り23%と高い濃度の純粋ビタミンCが配合されており、集中的にビタミンケアができる商品です。ビタミンCとともにコラーゲンの生成に関わるビタミンEの最大50倍以上のスーパービタミンEを含み、肌を根本から整え、強くします。ビタミン以外にも保湿成分ヒアルロン酸Naや抗炎症作用が期待できるアラントインなども含み、トーンアップした潤いのある肌へと導いてくれます。
とろみのあるオイルのようなテクスチャーで、つけると肌がもっちりとした質感に。乾燥肌やインナードライが気になる混合肌の人におすすめです。皮膚刺激テスト2種を完了しており、低刺激を謳っていますが、念のため敏感肌の人は同じ商品の「13%」バージョンから始めると安心かもしれません。
COSRX(コスアールエックス):ザ・ビタミンC23セラム:20ml:スキンケア
※店舗・対象のECサイトにて取り扱い中
イニスフリー ビタC グリーンティーエンザイム ブライトセラム〈innisfree〉
韓国の南の島、済州島の自然の恵みを使ったナチュラルコスメを扱うイニスフリーが、夏に向けて新たにビタミンC入りの美容液を発売しました。低刺激処方・無香料で、とろみのあるテクスチャー。肌がしっとり保湿されるため、敏感肌・乾燥肌の人におすすめの商品です。
肌に素早く浸透する「水溶性ビタミンC誘導体」とゆっくり浸透する「油溶性ビタミンC誘導体」のデュアルビタミンC誘導体が肌の内側まで浸透し、肌トーンアップにアプローチします。独自に「グリーンティーエンザイム」を加え、原料特性により抗酸化作用が最大140%までアップ。相乗効果も期待できます。さらに5種類のヒアルロン酸も配合し、ツヤのあるみずみずしい肌へと導いてくれます。
innisfree(イニスフリー):ビタCグリーンティーエンザイム ブライトセラム:30ml:スキンケア
※公式オンラインストア価格:3,960円(税込)
ベリーホップ ピュアV美容液 〈VARI:HOPE〉
純粋ビタミンCを13.5%配合したベリーホップの美容液は、「8日で肌が白くなる」をコンセプトに開発された商品。独自の研究の末、発見した「二重レイヤー工法」でアスコルビン酸の作用を安定化し、素早く肌に浸透します。くすみ・しみ・色素沈着を防ぎ、肌トーンダウンの要因になる肌メラニンの減少に働きかけてくれます。
純粋ビタミンCのほか、刺激を受けた肌を落ち着かせ、ドライな肌に潤いを与えるとされる「β-グルカン」やオレンジのおよそ100倍のビタミンCやカルシウム・繊維質など豊富な栄養成分を含む「テルミナリアフェルジナンジアナ果実エキス」なども含まれ、肌本来の美しさを引き出してくれます。
やさしい黄色味がかった、しっとりしたリキッドテクスチャーで肌に密着し、やさしく広がります。開封後は冷蔵保管するとさらに新鮮な状態で使用できますよ。
VARI HOPE(ベリーホップ):ピュアV美容液:15g:スキンケア
※公式オンラインストア価格:4,950円(税込)
韓国コスメのプチプラ ビタミンC美容液で長期的に美肌を目指そう
この記事では、ビタミンC美容液が注目される理由を探り、プチプラ美容液を選ぶ際の注意点やポイント、そして韓国プチプラ ビタミンC美容液のおすすめの3商品を紹介しました。ビタミンCそのものに「ピュアビタミンC」と「ビタミンC誘導体」と種類があり、さらにその濃度やビタミンC以外の成分でブランドごとに個性やコンセプトの違いが表れていることがわかりましたね。良かれと思って高濃度のビタミンC美容液から取り入れた結果、肌に合わずに一度断念してしまった人もいるかもしれません。ぜひこの記事を参考に、自分の肌に合ったビタミンC美容液を探してみてくださいね。